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企画書初心者のための「企画書の書き方 超基本編」

まずは告知から。

7月24日(日)に「ウォーキングと美味しいもの」のTakiさん、「銀塩日和」のいのっちさん、「デザインのはてな」のkazuhotelさんと、勉強会? 情報交換会? を兼ねた食事会を行います。人数に限りがありますが、もし「参加したい!」という方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。すごく気楽な集まりですので。

 

さて、本題です。
今日は、企画書を1度も書いたことがない! 企画書が苦手で書けない! という新社会人の方などに向けて、「企画書の書き方 超基本編」みたいなものを書いてみたいと思います。たまたまそんな話をする機会があり、役に立ったと言われたもので…。

 

それでは、はじめます。
企画書を書くうえでの基本は、書きはじめる前に、いかに自分の考えを整理し、企画書を読む相手と共有できるか、です。企画書を書き慣れると、書きながらまとめていくこともできますが、慣れていない人はいきなり書きはじめるのは難しい…。当たり前の話ですが、自分の考えがまとまっていないのに書き進めた企画書は、いわゆる“伝わらない企画書”になってしまいます。

 

では、書きはじめる前に、何を整理すればいいのか? それが、「課題」「ターゲット」「目標」「時間」の4つのポイントです。
簡単ですが、ひとつずつ解説をしてみます。

 

「課題」とは、相手が“企画の力で、何を解決したいか?”です。
それを考えるときに大切なのは、「売上げを上げる!」というような抽象的な言葉で終わらせないこと。どういうことかというと、企画書を受け取る相手(クライアントや上司)の声にしっかりと耳を傾けてみると、◯◯という商品の売上げを上げたい! だったり、◯◯店の売り上げを上げたい! 新人社員の売上げを上げたい! など、「売り上げを上げたい!」という課題がより具体的になってきます。ここを掘り下げていくことが大事なのです。

 

また、よくあるのは、相手が“自分の課題に気づいていない”ということです。そんなときはヒアリングを通して、一緒に課題をはっきりさせてあげるのも、企画を提案する人の仕事だったりします。課題が漠然としていると、相手と同じ想いで動くことができず、企画もブレてしまいます。結果、みんなが不幸になってしまうこともあります…。

 

続いて、「ターゲット」。
これも「課題」と同様、“具体的にする”が、重要なキーワードになります。
たとえば、スーツショップのターゲットと言われて、「ビジネスマン」と答える人がいます。これでは、まだまだ曖昧です。ビジネスマンと言っても、シニア世代もいれば、20代のビジネスマンもいます。当然、所得や職業も住んでいる地域も違います。同じビジネスマンでも、いろいろなカテゴリに分けることができ、そのどこのカテゴリをメインに狙っていくのかを整理する。ひと言で「ターゲットは、ビジネスマンだ!」と言っても、相手を説得させることは難しく、企画もブレてしまいます。ターゲットもぼんやりさせない。これも大事です。

 

最後は「目標」と「時間」。
決めた目標に、いつまでに到達するか、を共有しておくのも大事です。その目標を定めた理由も、意外に“何となく”という人もいますが、そこにもしっかりとした理由が必要です。「売上げ1000万円を目指します!」と伝え、「どうして、1000万円?」と聞かれたとき、「目指すなら、今の売上げの◯倍くらいかな、と…」なんて答えたら、相手は不安になります。目標を定めた理由も、そこに到達するまでにかかる時間の予測も、理由を明確に。

 

いつもよりも長くなってしまいました…。超基本編なのでこのくらいにしておきますが、質問があれば、お気軽にご質問ください。

 

さて、最後におまけで、ふたつほど。

 

企画書を書き慣れていない人の中には、言いたいこと、伝えたいことのすべてを、企画書に盛り込もうとしてしまう人がいます。そうすると、盛りだくさんになり過ぎて、読むのに疲れる企画書になってしまいます。

 

大切なのは、何を伝えるか、ではなく、何を伝えないかを考えること。少し大げさに書くと、伝えたいことの50%を企画書に書き、残りをプレゼンで補足するくらいでいいと思います。そのくらいで考えると、何を伝えるべきか? をシンプルに、わかりやすく、自分の中で整理できるようになります。さらに追記すると、すべてを書かないというのは、相手の反応が薄かったり、相手から突っ込まれたとき、ストーリーやプランを変更できる“余白”になります。プレゼンを軌道修正できるようにしておくためにも、すべてを書かないことは有効だったりします。もちろん、内容が薄い企画書はもってのほかですが…。

 

そしてもうひとつ、このブログでも何度か書いていますが、「企画書はエンターテインメント」です。
だから、読んでいて楽しいものではないといけません。どうやったら、相手がワクワクしてくれるかな? 退屈せずに楽しく読んでくれるかな? と考えて、仕上げることが大事。あなたなりの面白さを、企画書に取り入れてみてください。

 

長々と書きましたが、私はこれが企画書の超基本だと思っています。
ここから「守破離」ではありませんが、経験を積み、自分なりのスタンスを身につけていくと、相手の心に響く企画書が書けるようになると思います。私もスタンスは年々変わっていたりします。


本当に長くなりました…。このへんで終わります。

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