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多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

不安を煽る表現は、劇薬である


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人は「“得”しますよ!」とポジティブなことを言われるより、「“損”しますよ!」と不安を煽られるほうに、強い関心を持つと言われています。
「得る」よりも「失う」ほうが、“重要な問題”だということです。

 

誰に聞いた話だったか忘れてしまったのですが…。
ある地域の道の駅でのプロモーションで、「車検証を持ってきたら、◯円分のクーポンをもらえますよ」とキャンペーンを行っても、車検証を持ってくる人があまり増えなかったのに対して、「車検証を持ってこなかったら、◯円分の値引きできないので、損しますよ!」とメッセージを発信したところ、車検証を持ってきた人が劇的に増えたそうです。実は◯に入る金額は後者のほうが小さかったのに、そういう結果になったそうです。

 

そう、人は不安を煽られることに弱い。

 

このブログの記事で、過去多くの人にシェアしてもらった記事のタイトルの中に、「30代で伸び悩んでいる人は~」「深く考えられない人は~」というフレーズを使っています。
たぶん、「30代で成長できる人は~」「深く考えられる人は~」というタイトルだったら、はてブで500以上ブックマークしてもらうことも、facebookで1万以上シェアもらうこともなかったはずです。

 

不安を煽る表現は、効果的に使えば、とても有効です。私も企画書でそんな表現を使ったりしますが、「やっぱり効くな…」と効果を実感することが結構あります。勉強する価値は十分にある表現方法です。

 

ただ…です。
ダイレクトマーケティングやセールスライティングの専門家の中には、このような表現を効果的に使い、成果を伸ばしている人も多いのですが、でも大切なことを忘れてしまっている人が多かったりします。

 

それは、「受け手の感情」です。
不安を煽り、受け手が行動を起こし、一時的に売上げが上がったとしても、そのあとにどのような感情になるかを、ちゃんと考えていない人がいます。

 

受け手は煽られて行動をしたあと、騙されたような気持ちになったり、いい印象が残らなかったりすることが多々あります。不安を煽る表現は、不安を煽るリスクも一緒に学ばないと、一時的に成果が出ても、長期的に見ると大きなマイナスになっていることがあります。

 

不安を煽ることで、ビジネスが成長することもある。不安を煽ることで、行動力が向上する人もいます。不安を煽る表現は、いろいろと“効きます”。でも、劇薬でもある。使うときは、慎重に。

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