自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

「上司」と呼ばれる立場の人が、“裸の王様化”しないために


昨日、久々に前職の後輩たちと集まって食事をしました。
みんな今も一緒に仕事をしているので、公私共に支えてくれる大切な後輩なのですが、その中のひとりは特に、今の私にとってはとても貴重な存在です。日々刺激や学びを与えてくれて、今後新しいビジネスを一緒にやっていくということもありますが、それよりも何よりも「後輩ではなく、ライバルでいたい!」と、私にハッキリと言ってくれるからです。

 

30代になって、それなりに経験を積み、そこそこの立場になると、「慕う」を通り越して、「崇める」みたいになってしまったり、変に気を遣われることが多くなります。“裸の王様化”する上司が増えてくるのも、当然と言えば当然のことで、自分ではなかなかそれに気付けなかったりもします。今の自分の“本当の実力”が客観視できなくなるので、これはとても怖い…。

 

だから、「ライバルだ!」と正面から言ってくれて、しかも「俺はここまでやった。お前はどうだ?」という行動を見せてくれる後輩は、年齢を重ねるほどに、経験を積むほどに、かけがえのない存在になります。
「さすがですね~」と言ってくれるのはもちろん嬉しく、気持ちがいいものですが、どんなに持ち上げられても、そこは冷静に自分を客観視しないといけないな、と。

 

私はまだ30代なのでピンとこないところもありますが、40代、50代になると、20代、30代のようなスピード感で成長していくのが難しくなるという話をよく聞きます。
そうなってしまうことを想像すると、やっぱり怖くなります。30代も後半になってくると、20代の頃になかった自信や経験を得られる反面、20代の頃になかった停滞感を感じることもありますから。でもやっぱり、20代の頃よりもスピード感を持って成長したい。40代になっても、そうでありたい。

 

尊敬する三浦知良選手やイチロー選手は、すでに「神」の領域で崇められるような人ですが、プロの世界は新人だろうと全員がライバル。尊敬する人でも、抜いていこうとギラギラしている後輩がたくさんいます。そんな後輩たちの存在があったからこそ、きっと今の領域まで到達できたような気がします。だから、「さすがですね!」と言う後輩ではなく、「ライバルだ!」と言ってくれる後輩はありがたい。

 

そういう後輩がいる幸運と、そういう後輩がいなかったら…という恐怖。そんなことを実感しながら昨日、終電に揺られて帰宅しました。

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