自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

自分らしさを出すことは、なぜ大切?

まずは、放送作家の鈴木おさむさんの近著『新企画』の一節を引用させていただきます。

一つの企画で自分らしさを出すということはとても難しいことだ。だけど自分らしさがなければ、他の人でもいいということになり、自分の価値はなくなっていく。
(中略)
言われたことの範囲内でモノを考えていくのは楽だ。しかし、それだと自分じゃなきゃダメという仕事にならない可能性がある。自分の可能性を潰していることもある。
99%固まってしまっている企画であっても、そこに1%の自分らしさを出そうとあがくことは大切だ。

 
本当にそのとおり。思わず、うんうんと頷いてしまいました。
私の場合は、何も決まっていない仕事を丸投げされることのほうが多いのですが、企画や仕事内容が99%固まっている状態でやってくる仕事もあります。
どちらが難しく、産みの苦しみがあるかと言えば、それは当然前者です。でも、好きな仕事も前者。後者の仕事は楽しくないし、なかなかモチベーションが上がらないからです。確かに売上げになって、実績にもなりますが、自分自身が得るものは決して大きいとは言えません。成長している実感もなければ、達成感もあまりなく…。

 

ただ、大切にしている度合いで言えば、「まったく同じ」です。

 

鈴木おさむさんがおっしゃっているように、自分の価値や可能性を潰してしまうということもあります。
ただそれ以上に、こういう仕事をお願いしてきた相手は、実はその仕事を通して、その人の“姿勢を見ている”からでもあります。
たった1%しか自分らしさやこだわりを出せる部分がなくても、そこに目を向けて「何かできないか?」と本気で考える人と、「まあ、この仕事はやることもほとんど固まっているから、“言われたまま”やろう」とするか。周囲の人は結構シビアに見ているものです。ちょっと怖くなりませんか?

 

そう、仕事のパートナーと深い信頼関係が築けるか、大きなチャンスがやってくるかどうかは、「99%固まってしまっている仕事に対しての姿勢で決まる」と言っても、決して大げさではないと思うのです。だから、やることが99%決まっていても、言われたままはやらない。たった1%でも、自分らしさを出す。そして、小さなこだわりを、その仕事に込める。

「あなたに仕事をお願いしたい!」と言われる人は、そういう人です。


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