自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

地方の情報発信力を高めるのは、「日本一のうるしバカを目指す男」のような人だ!


ブログを書くことはなぜ、人生の財産になるのか」というタイトルで、少し前に記事を書きました。
お時間があれば、ぜひ記事をお読みいただきたいのですが、簡単に書くと、ブログは「深く、粘り強く考えられる自分になれる」「本当だったら出会えなかった人と出会える」というメリットがある! という内容です。

 

個人的には特に、後者の“出会い”が大きいなぁと、日々実感しています。
先月もひとつ、新しい出会いがありました。「日本一のうるしバカを目指す」と宣言する漆塗職人、渡邊嘉久さん。

 

私もいつもブログを読ませていただいていたのですが、逆に毎日このブログを読んでいただいているようで…恐縮です。
そんなこんなでつながった渡邊さんがニュースレターをつくり、希望者に送ります! とおっしゃっていたので、厚かましくもすぐにお願いをしてしまいました。

そして届いたのが、こちら。

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本人は「お恥ずかしい内容で…」と謙遜されていましたが、いやいや、素晴らしいし、面白い。何がいいかというと、仕事への想いと、自分が暮らすその土地への愛情、そして一生懸命つくったことが伝わってくるのです。これ、本当に重要なポイントです。

 

きれいなデザインで、うまい文章で、伝えたいことがぎっちり詰まっていても、共感してもらえなければ、意味がありません。
共感とは、次の行動につながるきっかけです。その土地のことを調べてみよう! ブログを読んでみよう! 漆の商品を探してみよう! 渡邊嘉久さんの情報発信は、次の行動につながる情報発信なのです。

 

発信するのはニュースレターでなくても、ブログでも何でもいい。まずはどんな形でも、発信することを始める。これが大事なのです。
ニッポン手仕事図鑑の編集長としては、職人さんのこういったアクションが広まっていくと嬉しいな、と心から思います。そのためにできるお手伝いはどんどんしていきたい。「私もやってみよう!」と、背中を押される人が増えますから。

 

職人さんや地方自治体を見ていると、自分の言葉で、まずは伝えてみよう! というこの小さな一歩を踏み出せない人が多い。小さな一歩が、大きな一歩になる可能性は十分にあるのに。
何を書いたらいいの? どう書いたらいいの? と言われる人が多いのですが、地域のちょっとしたことでいいのです。それこそが、他のエリアで暮らしている人が知りたい情報ですから。

 

たとえば、私が大好きな秋田県鹿角市。市民の方と話していると、「この土地の人は発信ベタだし、そもそも発信することなんて…」という声を幾度となく聞きました。
それを聞いた私の感想は、「発信したいことがこんなに溢れているのに、発信することがないだって!?」です。手前味噌な話ですが、ニッポン手仕事図鑑の「編集長のおみやげ」というコンテンツが大人気企画になりました。鹿角市の人たちからすると、こんな情報が? かもしれませんが、他の土地の人からすると、届けてほしい情報なのです。

 

それぞれの土地に、発信することが上手な編集者的な存在の人がいて、ネタを決めてあげて、発信の方法を教えてあげると、もっともっと日本がいい形でつながれるのに…と日々実感しています。
本当は自治体がよそからそういう人を呼べるといいのですが、なかなか難しいと思うので、渡邊さんのような方がいろいろな経験をして、そのノウハウを地域の皆さんに共有してもらえると素晴らしいと思います。頑張ってください!

 

ニッポン手仕事図鑑の「ふたりごと文庫」にも寄稿していただけるとのことなので、そこからも何かヒントを得てもらえると嬉しいです。私たちもできる限りの協力をさせていただきます!
あっ、最後に立て続けにプレッシャーをかけてしまい、申し訳ありません…。

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