自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

新入社員の皆さんに大切にしてほしい「仕事の基本」

外部企業の新入社員研修の講師をやったことを知った人たちから、「どんな話をされたんですか?」という質問をちょいちょいされます。

 

基本的には依頼内容があるので、それについてのお話をさせていただきます。今回は仕事に対する想い、仕事への向き合い方をメインに、取材対象との距離の縮め方、相手の本音の引き出し方といったインタビュー術、文章力を高めるためのトレーニング方法などをお話させていただきました。

 

自分自身も話しながらたくさんの気づきがあり、今後につながる反省点もあり、とても有意義な経験になったのですが、一番大きな気付きがあったのは、実は最後の質疑応答の時間だったりします。
準備していた内容の話ではなく、突然の質問に対する答えの中に、自分の本音が隠れているんだな、と実感させられました。

 

「新入社員の私たちに一番大切にしてほしい、仕事の基本は何ですか?」

 

そんな質問をされました。
当然、答えを用意していたわけではないので、その場で考えて答えました。

 

そのときに出した答えはふたつ、「準備の大切さ」と「自分の考えを伝える」こと。

 

新入社員だけではなく、ある程度の年齢になっても、準備ができない社会人は多いものです。
大事なプレゼンのときなどは、誰でも当然準備をしますが、ある程度関係性が築けている得意先との打ち合わせや、社内のミーティングなどでは何も準備をしない人が多い。準備をしないから、解釈のズレが出たり、意思疎通がうまくいかなかったりして、仕事に影響が出るのです。その原因が準備不足であることに、気付けない人も多いのです…。

 

ひとつ例を挙げると、優秀なリーダーと呼ばれている人たちは、社内のミーティングの前にしっかりと“自分ひとりで”リハーサルをやっていたりします。そういう“小さな準備”は、周囲から信頼されるためにとても重要なことです。

 

そしてもうひとつ、自分の考えを伝えること。
相手の言うことばかり聞く御用聞きになってしまったり、自分の発言で相手を不快にさせたらと怖がったりして、自分の意見を言わない人は、ストレートに言うと誰からも信頼されず、必要とされません。
相手のほうが自分より経験豊富だからとかは関係なく、自分の考えを伝えることは大切です。相手もそのひと言で何かに気づくこともありますし、自分の考えを伝えることを繰り返すことで、自分自身の思考力も確実に上がります。

 

小さな準備を大切にすること。
小さな勇気を持って、自分の意見を伝えること。

 

このふたつが咄嗟に出てきたということは、きっとこれが私の中で大切にしている仕事の基本なのだと思います。でも、改めて考えてみても大切なことだと思いますし、実行しない人も多いので、これをやるだけで結構な差がつくような気がします。なので、ぜひ忘れないでいてほしいな、と。
そんな自分の心の奥底に眠っている本音と向き合わせてくれた新入社員の皆さんに感謝するとともに、これからの活躍に期待しています!

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