自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

プロに近づいていくと、失うものがある


ニッポン手仕事図鑑を立ち上げた映像制作チームは、私とチーフカメラマンのふたりで立ち上げました。今から2年前のことです。
当然、映像を制作した経験はありましたが、今思うと、完全に素人だったふたり。映像制作の右も左もわかっていないような状況でした…。

 

その2年後、とにかく丁寧に、手間暇かけて映像を制作してきたことが評価されて、少しずつ企業や自治体から仕事を依頼していただけるようになりました。ニッポン手仕事図鑑の映像も、たくさんの人に観てもらえるようにもなりました。その結果、経験値が上がっただけでなく、いろいろなクリエイターにも出会えたことで、第一線で活躍している映像制作会社のやり方も学びました。

 

だから、2年前よりも確かに、プロに近づいたと思います。
でも、それと同時に、失ったものもあると実感しています。たとえば、素人だからこその思い切りの良さだったり、多くの予算がもらえないからこその工夫だったり…。

 

今日もある撮影現場に入っていたのですが、「少し前だったら、ここで思い切りの良いチャレンジをしていたな…」「前は同じような場面で、もっと何か工夫できないかと、頭をフル回転させていたな…」というシーンが何度もありました。このままではマズいと思い、途中でメンバーに何度か声をかけましたが…。個人的にはかなり強い危機感を覚えました。

 

そう、失敗を回避する方法を学び、プロのやり方を学ぶことで、“素人だった頃の自分たちの魅力”を失う危険性があるのです。これは絶対に忘れてはダメ。
自分が少しでもプロに近づいたと感じたときこそ、素人だったときの自分の魅力は何だったかを思い出してみる。とても大切なことだと思います。


独創はひらめかない―「素人発想、玄人実行」の法則

誰でも参加できるプレゼント企画「編集長のおみやげ」開催中!


ニッポン手仕事図鑑が、10人の職人さんの映像をつくりました!