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愛されキャラには、人生の追い風が吹く

「愛されキャラ」の人を、羨ましく思うことがあります。自分はどちらかというと、好き嫌いが別れてしまうタイプなので…。こんなことを書くと、会いたくないという人が増えそうですが、それは言わず、まずは会ってみてください…。

 

それはさておき、本題です。
昨日行われた大阪国際女子マラソンで、福士加代子選手が圧倒的な強さで優勝し、リオデジャネイロ五輪代表の座を確実なものとしました。
スポーツが大好きで、プロ・アマ問わず、いろいろな選手を応援していますが、福士選手はその中でも特に大好きな女性アスリートです。トラック競技時代のあのスピードに魅せられていたのはもちろん、やはりあの笑顔、あのキャラクターが本当にいいな、と。観ていて気持ちがいい選手です。

 

福士選手といえば、2008年に行われた同じ大阪国際女子マラソンでの、ゴール前のシーンが印象的でした。
ゴール前で何度も転倒しながら、諦めずにゴールを目指す姿を覚えている人も多いと思います。すごいのは、転びながらも走り続けたまさにそのときも、レースが終わったあとも、言い訳をせず、笑顔を忘れなかったこと。本人はレース中もレース後も、心の中では悲しさ、悔しさ、恥ずかしさがあったはずなのに、それを感じさせない…。だからみんな、応援したくなるわけです。解説者さえも、優勝シーンに涙を流してしまうわけです…。

 

個人競技であるマラソンも、選手ひとりでは優勝できません。日々の生活はもちろん、練習中もレース中も、たくさんの人に支えられています。
福士選手があのキャラクターでなかったとしたら、今回の優勝はあったでしょうか? 乱暴な言い方をすれば、私はなかったと思います。あの福士選手だから、周囲も一生懸命支える。ファンも応援したくなる。そんな追い風があったからこそ、福士選手は今回、圧倒的な強さで優勝できたと思うのです。

 

福士選手はブレない強さがあり、自分を信じる力もある。そして、周囲への感謝も忘れない。結局、愛されキャラとは、総合的な人間力なのかもしれません。そんな人間力のある人だからこそ、追い風が吹くんだろうな、と。
自分は、まだまだです…。