自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「集中力が続かない」を解消する、たったひとつの方法

どうやったら集中力が出るのか? 集中力が持続するのか?
20代の頃はそんなことをずっと考えていたような気がします。いろいろな人の話を聞いてみたり、「集中力を高める」をテーマにした書籍も何冊も読みました。

 

で、集中力は上がったか? 答えはノーです。
どんな書籍の、どんなやり方を試しても、集中力が劇的に高まることもなく、続くこともなく…。なので、集中力をどうにかしようとするのは諦めました。

 

でも、20代から30代前半で集中力はグッと上がり、30代も後半になった今は、悶々としていた20代の頃に比べて、集中力は劇的に上がりました。何が変わったのか? それを考えてみたら、ひとつのシンプルな答えが見つかりました。

 

退路を断っただけです。
誰にも泣きつけず、誰にもバトンタッチもできない、最後には自分でやるしかないという状況に、時には意図せずに立たされ、時には自分でその道を選んできただけ。そう、早い話が“集中せざるを得ない”状況をつくっただけです。

 

その状況で仕事をすることに慣れてからは、意図的に“集中せざるを得ない”状況をつくり、集中力を切らさずに仕事ができるようになりました。たぶん、今でも「最後は会社が何とかしてくれるだろう」「他の誰かが何とかしてくれるだろう」という状況だったら、集中力が続かない自信があります。

 

世の中に出回っている方法で、集中力を高めて、継続している人もきっといます。
でも、もし私と同じようにどんな方法もうまくいかない人は、「この仕事は自分ひとりでやり切ります!」と宣言して、退路を断ってみる。集中せざるを得ない状況をつくってみる。念のために書いておくと、自分勝手に進めるという意味ではもちろんありません…。確認や報告はしっかりとやってください。