自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「個人の時代」と呼ばれる、これからの時代の働き方を考える

ここ最近、地方の移住促進のお仕事に関わらせていただく機会が増えました。
その中でいつも大きな課題として挙がるのは、「雇用」です。地方は当然のことですが、都心に比べて仕事が多くありません。収入も高くない。移住を希望していても、そこで断念する若者がいるのは事実です。

 

でもその半面、東京で働いているときよりも、収入を増やしている地方移住者もいます。その違いは何か?

 

そのひとつとして挙げられるのが、youtubeではありませんが、「好きなことで、生きていく」という想い、自分で自分の仕事をつくるという意欲があるということ。その姿勢に共感をして、応援してくれる人が増えていくことで、地方でもしっかりと稼ぐことができています。そう、仕事を「もらう」という姿勢でなく、仕事を「つくる」という覚悟がなければ、地方でやっていくのは難しい。

 

でも、ここからがとても重要なのですが、「好きなこと以外も、やっていく」という姿勢も、同時に持ち合わせておく必要があります。このバランスがとても大切です。
若い人を見ていると、どちらかに偏っている気がします。「好きなことを仕事にするなんて、ほとんどの人ができない」と卑屈になっていたり、「好きな仕事しかしたくない」と頑固になっていたり…。

 

「仕事をつくる」というと、どうしても一部の人だけしかできないことだと思ってしまう人がいます。でも、日常生活の不便を解消したり、草刈りのような体力が必要な雑用だったりをやってほしい人がいます。本気で探せば、目の前にニーズはたくさんあります。
そうやって自分の仕事をつくりながら、自分のやりたいこともやっていく。

 

地方への移住だけでなく、この先の日本でしっかりと生き残っていくためには、このバランスがとても大切になると思っています。
「好きなことで、生きていく」
「好きなこと以外も、やっていく」
どちらかだけでは生き残っていけないというのが、私の考えです。