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勝てる企画書のつくり方


「勝てる企画書のつくり方」。
そんなものがあるなら、私が教えてもらいたいのですが、たまにコンペで勝ったりすることもあるので、「勝てる企画書のつくり方を教えてください」と、そんな質問されることがあります。その背景にいくつもの敗戦があり、ボツの企画書が腐るほどあるのですが…。

 

それはさておき。
勝つための企画書をつくるために、私個人が何よりも大切にしている「ふたつの基本」を書いてみたいと思います。

 

ひとつ目は、「一番大切な情報は、複数の情報源から収集する」。
企画を考えるときは、必ず「調べる」という行為が発生します。たとえば、あるショップの販促やブランディングの企画を依頼されたとします。言うまでもなく、消費者の声や競合の存在、スタッフが抱いている課題など、企画の軸となる「情報収集」がかなり重要になります。商品力が課題だと思っていたら、実は多くのお客様が接客に不満を持っていたなんていう話は少なくありません。そう、大切な情報の調べ方を間違えると、企画の精度はガクンと落ちます。当然、説得力もなく、成果も上がりません。

 

なので、大切な情報ほど、いくつもの情報源からヒアリングします。自分で現場に足を運ぶのはもちろん、身近にいる消費者の声、新聞やテレビ等の情報、インターネット上での評判…。どれかひとつに絞ると偏る情報も、複合的に調べることで、“見えてくる事実”がたくさんあります。そこに、勝てる企画のヒントがあると思っています。

 

そしてふたつ目は、「相手(=依頼者)をとことん知ること」。
依頼者は「自分たちのためにどこまで本気で考えたか?」がハッキリとわかります。本気で考えた企画だからこそ、「この企画に賭けよう!」「やってみたい!」と思わせることができるのです。使い回しができるような企画書では、依頼者の心を掴むことはできません。大切なのは、相手のことをとことん知ること。「えっ、こんなことまで知ってるの?」「ここまで考えてくれたの?」と思わせたら、勝てる可能性はグッと高まるのです。

 

つまり、勝てる企画書とは、「書き方」ではなく、「考え方」です。その考え方の精度を高めるのが、「調べる」という行為。大切な情報を知る。相手を知る。それなくして、勝てる企画書はつくれないと思うのです。

天皇陛下の枕もつくっていた職人さんの、最後の仕事を映像に残しました。

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