自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

スモールステップで、脳のエンジンを暖める

気分が乗らずに、なかなか仕事に取り掛かれない…。
ほとんどの人が、そんな怠け者の自分と日々対峙しているのではないでしょうか。

 

その悩みに対する答えはほぼひとつで、「仕事は何でもいいから、まずは取り掛かることが重要だ」と言われます。そうすることで、脳の奥にある大脳基底核のひとつで、やる気に関連する綿条体という部位が勝手に発火して動き出すのだとか。これを『作業性興奮』と言うそうです。早い話が、嫌々掃除をはじめてみたら、止まらなくなったというあれです。

 

難しいのは、まず「何に」取り掛かるか、です。
その作業は心理的なハードルが低い、「スモールステップ」がいいと言われます。「スモールステップ」は心理学用語ですが、その言葉のとおり、簡単な作業からはじめてみるということです。

 

でも、どんな作業がいいのか? 仕事が早い人はきっと、脳のエンジンに火をつける、「とっておき」のスモールステップの作業を持っているはず。私はエンジンをかけるのがあまり得意ではないので、1度取材をしてみたい。でも面倒なので、こういう特集企画をどこかのビジネス誌でやってくれるといいのですが…。

 

それはさておき、エンジンをかけるのが得意ではないのですが、実はひとつだけ「効果的なスモールステップ作業」を持っています。
それは、お礼のメールを書くということ。

 

自分にとって一番エンジンのかかりやすい単純作業は、キーボードを打つことです。しかし、何も書くことがなければ、なかなか手も動きません。なので、お礼のメールを書く必要があれば、朝一にそれをやるようにしています。お礼の文章はスラスラと書けて、書いていて気持ちもいい。これは本当にいいスモールステップです。すぐに脳のエンジンに火がつきます。ただ、毎日お礼のメールが書けるわけではないので、何もない日のために、別のスモールステップを探しているのですが…。

 

これは! というスモールステップの作業を持つと、気持ちよく仕事に取り掛かれて、時間にも余裕ができ、仕事の精度も上がります。そのためには単純で気持ちがいい、とっておきのスモールステップを探すことが大切。一緒に探しましょう。