自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

やりたい仕事をやるために、小さなナンバーワンになる


9月23日、本を出版しました!

人が誰かにチャンスを与えるとき、そこには何かしらの理由が存在します。特に理由もないのに、「この仕事は、あの人にやってもらおう!」とは、当然なるはずもありません…。

 

ここまで読んで「新しいチャンスをもらえる要素が、今の自分にはないかも…」と思った人もいると思います。今日はそんな人に向けて、記事を書いてみます。

 

まずは昔話を…。
まだ社会人経験も浅く、何の実績もない頃、小さな制作会社の一員として、某有名自動車メーカーのカタログ制作チームに入りました。役割はディレクターのアシスタント(雑用係)です。

 

その現場には自分自身でやってみたい仕事がいくつもありましたが、カタログの仕上がりは商品の売上げにも左右するので、軽々しくそんなことも言えない緊張感がありました。しかも、クライアントの担当者も含め、関係者はカタログをつくり続けてきた強者たちばかり。この中でどうやって存在感を出せるか。「この仕事、やってみる?」と、クライアントだけでなく、一緒に仕事をしているディレクターにも言わせられるか。

 

選んだ戦略は、「文字校正でナンバーワンになる」ということでした。
自動車メーカーのカタログともなると、どんな小さな間違いも許されません。そのチェックは何よりも重要だと言っても大げさではありません。「勝負するならここしかない!」と思いました。

 

文字校正=間違いを見つける作業は、技術よりも「執念」と「根気」と「意地」。
最終的には「文字校正は彼に頼んでおけば大丈夫だね」と言ってもらえ、「文字校の鬼」と笑って呼んでもらえるまでになりました。そう、“誰でもできる仕事”で、そのチームのナンバーワンになって、安心感を与えられる存在になれたわけです。

 

文字校正は誰でもできる作業です。そんな仕事でもナンバーワンになることで、存在感を示すことができるのです。そして、信頼をしてもらえるようになり、やりたかった仕事を任せてもらうこともできました。何のスキルも実績もなかった自分に、チャンスが巡ってきたのです。

 

スキルや経験がなくても、そのコミュニティの中で“小さなナンバーワン”になれることが、誰にでもきっとあります。まずは小さなチャンスをつかむために、小さなナンバーワンを手に入れてみる。
小さなナンバーワンになる過程で、自分の仕事への想いや姿勢を知ってもらえて、人間関係も築けます。「チャンスを与えてあげてもいいかな?」と思わせることもできる。まさに、弱者の戦略。この戦略はどんな環境で勝負するときでも、有効な戦略です。

 

編集長をやっています。イベントレポート動画もぜひご覧ください!

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