自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

外国人観光客に大人気の「ドン・キホーテ」に学ぶ

「驚安の殿堂」でお馴染みのドン・キホーテは今、来日する外国人観光客に人気があります。あの豊富な品揃えはもちろんのこと、外貨によるレジ精算や免税等のサービスが充実していることも人気の理由です。どうでもいい話ですが、「キットカットの抹茶味」が大人気だそうで…。

 

でも、人気の理由はそれだけではありません。
外国人観光客はやはり、日中は観光地やお目当てのスポットを巡りたいもの。だから買い物は、観光地をめぐり、ゆっくりと夕食を済ませた後の時間帯がちょうどいい。そう、普通のお店なら閉まっている時間帯でも、ドン・キホーテなら開いているわけです。事実、外国人観光客が買い物をする時間帯は、夜の9~11時が一番多いそうです。

 

これはすごくいいヒントになります。ターゲットの行動、ライフスタイルを考えるのは、企画やアイデアを考える上で、とても重要なことです。

 

新しい商品やサービスを考えるとき、ターゲットやニーズには目を向けても、意外に行動やライフスタイルという視点が抜けてしまうことが多かったりします。企画を考え慣れていない人は特に…。

 

ターゲットにどの時間帯で利用してもらいたいか。たとえば、アプリやECサイトなら、スキマ時間に使ってもらうのか、自宅で寝る前にじっくりと使ってもらいたいのか。どこを狙うかによって、コンテンツの内容や画面構成は変わります。とにかくやることが盛りだくさんな今の時代、狙う時間帯にミスマッチがあると、一瞬は使ってもらえても継続的に利用はしてもらえません…。「いつでも使ってもらいたい!」は、考えることから逃げている証拠です…。

 

「誰が(ターゲット)」「何のために(解決するべき課題、果たすべき目的)」だけでなく、「いつ(利用するタイミング)」は企画を考える上で、とても重要な要素です。