自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「自分メディア」をつくる

ちきりんさんが『「自分メディア」はこう作る!』という本を発売されてから、「自分メディア」という言葉がより一般的になってきたような気がします。

 

個人的にも「自分メディア」を持つことをオススメするのは、「きっかけづくり」に効果的だからです。会話のきっかけ、仕事のきっかけ、成長のきっかけ、人と出会うきっかけ…。このブログもひとつの「自分メディア」として、いろいろなことのきっかけになっています。編集長を務めている『ニッポン手仕事図鑑』も同様に、日々何かのきっかけをつくってくれます。

 

だからこそ、「自分メディア」を持つことをオススメしたいのですが、どうしてもハードルが高いと思い込んでしまう人が多いようで…。

 

そんな人は、メディアの定義をもう少し広げてみてはいかがでしょうか。
自分のことを例に挙げると、一昨日に紹介した『ココナラ』の自分へのレビューも、ひとつのメディアだと思っています。そのレビューを見てもらったことをきっかけに、新しい出会いがいくつもありました。これは他人がつくってくれた、他力本願な「自分メディア」です。

 

「自分ひとりで、手間暇をかけて育てていくもの」なんて小難しく考えずに、広い定義で考えてみると、「自分メディア」はたくさんあります。自分の本棚に並ぶ書籍に一覧表だってひとつのメディアだと思いますし、料理をする人であれば、こだわって選んだ調理器具や調味料が並ぶキッチンを映した1枚の写真だって、立派なメディアだと思うのです。

 

自分の一部を知ってもらうこと。自分の考えを少しずつ伝えていくこと。大切なのは、どんな手段を選ぶかではなく、自分のどの部分を伝えていくか、です。もう少し気楽に「自分メディア」というものを考えてみてもいいと思います。
「自分メディア」の価値を感じることができたら、もっと本気で取り組んでみようという気持ちにもなります。そのときに文章でも音声でもイラストでも写真でも、自分に合った方法を選び、表現をしてみる。何事も1歩1歩です。

 

そういえば少し前に、「自分メディア」を育てていくためには何が大切ですか? と聞かれました。
私の答えはすごく簡単。続けることです。

 

続けた先に、続けた人だけが手に入られる何かがきっとありますから。