自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

失敗の定義を間違えると、人生はとんでもない方向へ行く


9月23日、本を出版しました!

今日はある後輩の話を書きます。その後輩はこの記事を読んで、苦笑することでしょう…。笑いながら読んでください。

 

超行動派で、やると決めたことは周囲が「ストイック過ぎる…」というくらいの姿勢で取り組み、着実に成長してきた後輩がいます。その後輩が今まで勤めていた会社を辞めて、今年新しいフィールドに飛び出しました。夢にまた一歩近づいた仕事ができると、張り切ってスタートを切りました。

 

しかし…。

 

自分でも与えられたチャンスをガッチリと掴む自信があり、周囲も期待に応えてくれると安心していたのですが、本人も周囲も、「あれっ、何かおかしい…」と。

超行動派にもかかわらず、なかなかアクションが起こせない。スピードがまったく上がらない。焦りは募るばかり…。でも、その理由が本人にもわからず、パニック状態に陥っていました。

 

これはマズいということで、後輩と一緒にじっくりと時間をかけて、何がパニックの要因になっているのか、行動する上でのブレーキになっているかの棚卸しをしました。小さな要因もいくつかあったのですが、「ひとつのある大きな要因」が本人を苦しめていたことがわかりました。

 

それは「失敗ではないことを、失敗だと思い込む」。

 

少し大げさに言うと、本人が「この失敗はしてはならない」「この失敗をしたら、二度と取り返せない」「もう誰もチャンスをくれない」と思い込んでいたことが、周囲にとっては「えっ、そんなの失敗じゃないよ」「ダメだったら、もう1回やればいいだけのこと」「そのつまづきはむしろ、今後必要な経験になるんじゃないの?」ということだっただけです。

 

つまり、失敗を恐れるというレベルの問題ではなく、失敗の定義を完全に間違えていた。

 

結果から言うと、その定義をしっかりと整理できたことで、伸び伸びと働く、いつもの超行動派の彼に戻りつつあります(まだ完全ではない…)。でも、たぶん大丈夫だろう、と。1ヶ月間であまり成果を上げられなかったのに、この1週間でいくつもの成果を上げられたようなので。

 

人ってちょっと視点を変えたり、心の中を整理することで、大きくも変われる。言い方を変えると、視点を間違え続ければ、人生はとんでもない方向へ行くこともあるな、と。

その後輩は新たなスタートを切ってから1ヶ月、大きなアクションを起こしたわけでもなく、何も失敗もしていないのに、「もう地元に帰ることも考えていたほうがいいのかもしれない…」なんて考えていましたから(笑)。そんな真面目過ぎる後輩が、大好きだったりするわけですが。

 

ま、これからも頑張りましょう!

 

「小さな要因」については、個人的に「中小企業病」だと呼んでいるものでした。そんな話もまたどこかで。

 

編集長をやっています。