自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

自分自身のためにも、言ってはいけない言葉


こんなシーンに遭遇したことはないでしょうか。

 

クライアントあるいは会社の社長や上司に対して、何かを提案(プレゼン)する機会は誰にでもあります。

で、ひと通りの提案を終えたあと、最後にこんなひと言を言ってしまうことが…。

 

「ご意見やご要望などがあれば、すぐに反映します」

「ご不満な点があれば、すぐに別のプランを考えてみます」

「変更してほしい点があれば、すぐに対応します」

 

これ、当たり前のように言っている人、結構います。一見、相手を思ったひと言に聞こえますが、絶対に言ってはダメな言葉だと思っています。私もついつい似たようなことを、定型文的に口走ってしまうことがありますが…。

 

本当にしっかりと詰めて考えて、「これがベストだ!」と本当に自信を持っている提案なら、提案直後に軽々しく「すぐに…」とは言えないものです。意見や要望が出てきてもすぐに反映なんてできませんし、別のプランを考えてと言われても、「そう簡単に、これ以上のものなんて…」と思うはずです。本当に自信があれば、「これでやらせてください! これでいきましょう!」とさえ言えるものです。

 

つまり、ちゃんと詰めて考えていないという自覚があったり、自信がないからこそ、弱気というか、逃げの姿勢が透けて見えてしまう言葉を使ってしまうのです。ちゃんとした観察力がある経営者やクライアントは、こんなことは簡単に見透かします。「あぁ、ちゃんと考えてきてないんだな…」「自信がないんだな…」と。このひと言のために、相手を不安にさせてしまうこともあれば、信頼を失うことだってあります。たとえ、提案に自信がなかったとしても、言ってはいけないひと言です。

 

もちろん、相手の意見や要望、不満に思うことを聞くなというわけではありません。あくまでもベストな提案をして、不安にさせてしまったり、自分への信頼を失ってしまうような言葉を使わないようにしようということです。自信を持ってベストだと言える提案に、誰かの別の意見が入ることで化学反応を起こし、もっといい企画やアイデアが生まれることも少なくありませんから。

 

大切なのは、自信が持てるベストな提案すること。そうすれば、相手を不安にさせたり、自分の信頼を失う余計なひと言も、自然となくなるはずですから。

 

編集長をやっています。