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男の嫉妬には気をつけろ


9月23日、本を出版しました!

昨年、某医療機器メーカーのお仕事をさせていただいた際、何度かその企業の社長(まだ40代の若い方です)とお話をさせていただく機会に恵まれました。依頼された案件に関する話よりも、経験談などをたくさん聞かせていただいたような気がします。勉強になる話が多くて、社長が参加される打ち合わせは何かいい話が聞けるんじゃないかと、密かに楽しみだったりしました。

 

その社長の話で、印象に残っているエピソードがあります。

 

「経営者が気をつけなければならないのは、男の嫉妬。経営者になりたての頃、『男の嫉妬には気をつけろ!』って、何人もの先輩経営者に何度も口酸っぱく言われたね」

 

なるほど。
確かに男の嫉妬は怖いです。真っ向からぶつかってきてくれるのはいいんですが、それができずに裏で悪く言っていたり、足を引っ張ったり…。嫉妬は悪質な妨害につながるケースが多いそうで。個人的にそんな思い出もあったりしますが、経営者がされる嫉妬などはそれよりも何十倍もやっかいなものが多そうです。その嫉妬にどう対応するのかも、経営者の大切な仕事のひとつなのでしょうか…。

 

それはさておき…。
「男の嫉妬には気をつけろ」と多くの方が助言するということは、それだけ嫉妬する男が多いということでもあります。でも、嫉妬してしまうこともあるとは誰にでも思います。自分がやりたい仕事をしている人、注目を集めている人、チャンスがたくさん巡ってくる人、稼いでいる人…嫉妬してしまいます。人間ですから。

 

ただ、嫉妬をしたとしても、すぐに終わらせなければなりません。嫉妬を「し続ける」デメリットはあまりにも大きいからです。嫉妬を止められなくなると、いい点より悪い点を、長所より短所を、メリットよりデメリットを…。つまり、プラスではなく、マイナスに目が向く癖が無意識についてしまいます。これは本当に恐ろしいことです。

 

例えば、同じ打ち合わせに参加していたとします。クライアントから同じ話を聞いているのに、悪い点、短所、デメリットのマイナスポイントばかりに意識がいくAさんと、プラス思考で物事を考えられるBさんとでは、その後の仕事のクオリティに大きな差が出ます。当たり前の話です。その症状が酷くなると、「どうせ◯◯だから」とネガティブな発想になる。そうなると、楽しさを感じることもなく、人から信頼されることもなくなり…。

 

嫉妬は向上心などの裏返しのときもあるので、決して完全否定する感情でもないとは思います。自分に期待していない人は、嫉妬もしないと思いますから。だからこそ、嫉妬してもすぐに終わらせる、自分のために。嫉妬を続ける人とは距離を置く、自分のために。

「男の嫉妬には気をつけろ!」は、他人の嫉妬と、自分自身がしてしまう嫉妬のことだと思いました。



男の嫉妬―武士道の論理と心理

編集長をやっています。

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