自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

各社のエースの共通点


9月23日、本を出版しました!

某巨大グループ企業のカスタマーイベントに参加しました。少し時間に余裕があったので、グループの各社の責任者や「この人は仕事ができるな」と思った人を、ジッと観察していました。各社の主力社員たちはどのように仕事をしているのか。指示の出し方、立ち振舞など、なかなか面白い観察でした。

 

そのときに見つけた、ひとつの共通点。これはやっぱり大切なことだな、と改めて思ったことでした。

 

「慌てる素振りを、絶対に見せない」

 

大規模なイベントなので、トラブルもあれば、急に何かを判断しなければならないケースも多々あります。各社の責任者は「即決即断」を求められます。難しい局面でも、慌てる素振りを見せない。本当に慌てていないのか、慌てているのに、慌てていないように見せているのかはわかりません。ただ、あの人もこの人も、各社のエースや責任者たちは、慌てているようには見えませんでした。

 

慌てている姿を見せてしまうと、周囲の人は不安になります。また、自分自身も冷静な判断ができなくなります。慌てている自分自身に、動揺してしまうものです…。過去の経験が豊富だったり、事前のシミュレーションが万全で、何があっても慌てない人もいると思います。でも、不足の事態が起きたとき、エース的なポジションの人であっても、内心は慌てているのではないでしょうか。ただ、慌てていても、慌てる素振りを見せない努力、工夫をしているように見えました。

 

では、慌てないためにはどうすればいいか? 仕事をそっちのけでインタビューでもしてみたかったのですが、当然できなかったので、私個人の「慌てないため」の発想法をひとつ。それは「最低限のラインを考える」です。

 

例えば、撮影。

撮影の半分を終えたとき、録画ができていなかったとします…。最悪な状況です。そのときに「できていなかったこと」に目を向けるのか、「その状況からできること」に目を向けるかによって、個人的な感想ではありますが、その後の結果、事態の収束の仕方、周囲に与える影響などは大きく異なります。この意識だけで、不足の事態のときも落ち着けるようになり、対処の精度が変わりました。

 

各社のエースは他のことを言うかもしれませんが、私はこういった努力をしています。大切なのは、「慌てる素振りを見せない」こと。周囲も自分も、不安にさせないこと。修羅場になっても慌てる素振りを見せない人に、なぜそのようにできるかをインタビューしてみると、たくさんの発見があると思います。ぜひやってみてください。