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あるスーパーウーマンの話 - その1 -


9月23日、本を出版しました!

某製造小売業のスタッフ研修に参加したことがあるのですが、そのときに出会ったスーパーウーマンのお話を。

 

そのスーパーウーマンは営業成績で群を抜いていて、売れる秘密は何だろう? と、全従業員から注目をされる存在でした。でも、売れる理由が他のスタッフにはピンと来ていませんでした…。確かにトークスキルは高く、相手の気持ち、空気を読むのもうまいとは思うけど、他を圧倒するくらいに違うかと言えば、そうでもない。ただ、他に特別な理由が見つからない…。周囲の評価はそんな感じでした。

 

秘密が明らかになったのが、その研修でした。

 

研修では抜き打ちで自社の商品知識テストがあり、その場で採点が行われました。テストの制作者曰く、「60~70点取れれば合格」というくらいのなかなかの難易度。オブザーバーとして参加していた私も採点を手伝っていたのですが、事実ほとんどのスタッフが50点台でした。そして偶然にも、スーパーウーマンの解答用紙が回ってきました。

 

1問1問、◯を付けていくうちに、鳥肌が立ってきました。「あれっ、不正解がない…」と。採点結果は、何と90点台。テスト制作者も何でここまで知っているのか? と驚きを隠せませんでした。問題の中には知らなくて当然、という意地悪な問題もいくつかあったのです。それすらも、独学で勉強して、知識として頭の中に入っていたわけです。

 

スーパーウーマンは、商品知識を覚えるという基本をとにかく徹底してやっていました。他にもとにかく身だしなみや接客の姿勢など、基本を徹底的に大切にしていることがわかりました。

 

特別なことはしていない。

でも、基本に忠実なことが、その会社の中で特別だったわけです。ファンになってくれるお客様も多かったのですが、その人たちの中でも特別な存在でした。

 

基本に忠実である、という特別。そのスーパーウーマンは、イチローみたいな人でした。