自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「あの◯◯、面白くなくなったな…」と感じる瞬間

定点観測をしていると、突然その瞬間に遭遇します。

 

たとえば、今まで面白かったのに、突然面白くなくなるポッドキャストがあります。突然面白くなくなるブログもあります。突然面白くなくなる企業もあれば、突然面白くなくなるクリエイターや営業マンもいます。
突然、面白くなくなる。これはメディアや企業、人だけではなく、ショップや飲食店、レジャー施設、雑誌、テレビなどにも同じ現象が起こったりします。

 

その要因はいろいろあると思いますが、私が「面白くなくなったな…」と感じる瞬間の80%くらいは、『お金儲けを重視しすぎる』ようになったときです。とあるバイクショップの名物オーナーが、「バイク雑誌の◯◯が、読者じゃなくて、広告主ばっかり見るようになってさ…。何もかも面白くなくなっちゃったよね…」と嘆いていましたが、まさにこれ。

 

売上げも集客も大事です。誰でも稼げるなら稼ぎたいと思うのは当然。それは私も同じです。否定もしません。
ただ、お金を稼ぐことへの意識がある一定以上強くなると、相手の興味を削いでしまう大きなリスクも生まれます。「ある一定以上」はブランド力によっても左右されますし、受け手によって違います。だから判断が難しいのですが、客観的に見極める視点、判断力を養っていなければならないと思います。一消費者の立場から「なんだよ、それ…」と思うことも、提供する立場に立つと当たり前のようにやってしまうことは、誰にでもありますから…。

 

自分自身でその判断力を身に付けることも大切ですが、消費者の立場からハッキリと「それ、おかしい! 面白くない!」と言える仲間や社員を持つことも重要。自分を磨く努力と同時に、周囲の人とのコミュニケーションも大切にしていきたいと思います。

 

面白さとお金儲けを両立できるのが理想ですが、それはなかなか難しい…。どちらか一方にならないように、バランスを保つ意識と努力を忘れずに…と、自分へのメッセージでした。