自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

消える職業に、バーテンダーは該当するのか?


ニュースでご覧になった方も多いかと思いますが、オックスフォード大学でAI(人口知能)などの研究を行っているマイケル・A・オズボーン准教授が発表した論文が話題になっているそうです。論文の内容は「雇用の未来 -コンピューター化によって仕事は失われるのか-」。あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」を具体的に示したものです。

 

有名な准教授が発表されたものですから、当然しっかりとした裏付けがあるに違いありません。また、産業界も巻き込んでいるわけですから、多少の「思惑」もあるのかな、と…。それはさておき、バーテンダーの仕事もコンピューター(ロボットも含む?)に奪われる確率は77%とのこと。さて、皆さんはどう思われるでしょうか?

 

私は「それはない」と考えています。

 

もう少し言うと、「お酒をつくる」だけの仕事ならコンピューターの仕事になると思いますが、「場=雰囲気をつくる」仕事として考えれば、私はコンピューターがどれだけ進歩しても、人間には追いつけないと思っています。たとえ、コンピューターが想像を絶する進化をしたとしても。
その他、ネイリストや電話オペレーター、レストランの案内係、時計修理工なども、コンピューターに仕事を奪われる確率は90%以上と書かれているそうですが、確かに作業として考えるなら「その可能性も十分に考えられるよね」と言えますが、「コミュニケーション」「おもてなし」「癒し」「楽しみ」という視点で考えると、やはりそう簡単には仕事が奪えないと断言したい。

 

ただひとつ思ったのは、どの仕事も「作業」としての価値しかなければ、コンピューターに仕事を奪われることは否定できないということ。いや、確実に奪われるだろうな、と。いずれにしても、人がする仕事とコンピューターがする仕事の比率を考えたとき、コンピューターの割合が増えてくるのは間違いない。

 

では、この先、自分の仕事をどのようにつくっていくのか。
私は「ひとりひとりの微妙な差を見分けるコミュニケーション力」だと思っています。ニーズや感性は、似ていても同じではありません。その差を見分ける力を養うために必要なのは、たくさんの人と出会い、話し、笑い合うこと。

 

こんなことを考えさせてくれたこの論文、いい論文なのかもしれません。同意はしませんが…。