自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

写真の撮り方を学べば、企業も個人も自治体も生き残れる。


「東京カレンダー」という雑誌で連載を持っていたとき、Tさんというカメラマンとコンビを組んでいました。Tさんはとても発想が面白い人で、とにかく印象的な写真を撮る人でした。コーナータイトルは「ART OF CAR」。被写体となる車をカメラマンの感性を活かし、美しく撮る。Tさんは納得のいく写真を撮るためにはリスクを恐れない人だったので、おかげで車が燃えそうになったり、海に沈みそうになったり…。思い出してみると、今生きていることに感謝できます。いい思い出です。

 

ある日、風の噂でTさんの近況を知りました。

 

なんと、栃木県で400年続く、米農家を継がれていたのです。ご実家が農家だったのは知っていましたが、まさかこんなに早く決断されるとは…。驚きと懐かしさを噛み締めながら、じっくりとホームページを拝見すると、さすがは元(まだ本業?)カメラマンだな、と。そこにはメッセージ性のある、表現力が豊かな写真が並んでいました。

 

Tさんの農家は今では、雑誌やテレビで紹介をされるまでになっています。お米の味がいいのは、言うまでもありません。ですが、カメラの腕を活かした「情報発信」も、Tさんが注目されている要因のひとつではないかと思っています。情報が多い時代だからこそ、アウトプットの精度、メッセージの強さが問われます。だからこそ、写真はとても重要。

 

つい先日、北海道のとある市役所の職員を対象に、カメラの講座をしました。地域の魅力を発信していくために、カメラを学ぶことはとても重要だとプレゼンした結果、「ぜひやりましょう!」と言っていただき、企画が実現しました。自治体も今、生き残りをかけて、いかに発信していくかが問われています。はてはブログでもそうですが、写真が上手な人の記事は注目をされていて、読者も多い。企業も共感できるストーリーを届けていくことが大切だと言われていますが、そのために写真は不可欠です。

 

よくよく調べてみると、写真の撮り方を学べる機会はたくさんあり、すでに多くの人や企業が取り組んでいます。写真の技術は、今もっとも必要なスキルだと言えるかもしれません。