自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

伊東屋の万年筆売り場にあって、マクドナルドにないもの


万年筆が好きです。
プレッシャーがかかる場面では、お気に入りの万年筆を握りしめ、勇気をもらっています。企画を四苦八苦しながら考えているときも、一緒に悩みます。大げさですが、心の支えになってくれる相棒のようなものです。

 

なので、その相棒に不具合が見つかると、かかりつけ医に見てもらいます。私の場合、それが「伊東屋」です。
他の大手文具店や専門店に相談に行ったこともあったのですが、店員さんがあまり知識のない私よりも知識がなく、何か質問してもアワアワしてしまい…。でも、伊東屋は横浜、青葉台、渋谷、銀座のどの店舗でも、店員さんの知識も豊富で、感じもよく、こちらが聞きたいことを先回りして答えてくれる。安心して、相棒を任せられます。

 

グイッと、大きく話を変えます。

 

マクドナルドの業績悪化がニュースになっています。何となく商品力や価格戦略ばかりにフォーカスが当たっているような気がしていますが、私個人は「ポイントはそこじゃない…」と思っています。

 

あるとき、注文カウンターでトレーが持てない状況になってしまったお母さんがいました。
持てないものは、どうやっても持てない…。なのに、早くと言わんばかりにトレーを手渡そうとしていたときは、思わず首をかしげました(結局、他のお客さんが席まで運んであげていました…)。正直、同じようなシーンを多々見かけます。

 

また、私がテイクアウトで注文したとき、入れ忘れていた商品があったのですが、そのときは「20分でお届けします!」と言っておきながら、その倍の40分もかかりました…。入れ忘れるのは、人なので仕方がないと思います。ただ、なぜ守れない適当な約束をするのか。もう少し余裕をみていれば、こちらが不快になることもなかったのに…(ちなみに、ブログでクレームを言いたいわけではありません…)。

 

何が言いたいかというと、マクドナルドから客が離れているのは商品や価格ではなく、スタッフの質も大きく影響していると、私個人は思っています。これは働く人が悪いのではなく、ビジョンややりがいをどのように示すかという雇う側の問題。商品も価格も重要ですが、人の魅力に勝るものはありません。私にとっての伊東屋はもちろんですが、あのディズニーランドだって、アトラクションだけではあそこまで多くの人に支持されていないと思います。素敵な笑顔で働く人がいてこそ、あの夢の国があります。

 

私には万年筆は万年筆の、腕時計なら腕時計の「かかりつけ医」がいます。大切なものは、安心できるところに任せたい。私はマクドナルドを利用するときは、子どもといるときです。当然、安心して気持ちのいい時間を過ごしたい。これからのマクドナルドに期待しています。伊東屋には、もっと期待しています。

 

ビジネスは結局、「人」だと思うのです。



編集長をやっています。

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