自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

プロデューサーの仕事 - キミがこの本を買ったワケ -

企業プロモーションやドキュメンタリー、地方活性化系の映像を制作するのが本業なので(近々、新しい動画メディアも立ち上げます!)、日々いろいろなジャンルのプロデューサー、ディレクターの仕事術を参考にしたり、経験談を聞くようにしています。その中でも「なるほど、確かに」と思った、あるプロデューサーのひと言。

 

「お客様に観る理由をつくってあげる」

 

私が尊敬している指南役さんの著書に『キミがこの本を買ったワケ』という本がありますが、まさにこれと同じで「この映像を観てください!」「この商品を買ってください!」と一生懸命叫んだところで、相手には映像を観る理由も、商品を買う理由もないわけです。

 

でも、ほとんどの人が何らかの理由を見つけては、映画やテレビを観たり、洋服や食材を買ったりするのです。

 

例えば、これを読んでいる方の周りにはきっと、いくつかのお気に入りのアイテムがあるはずです。そのアイテムを買った理由が絶対にあるはず。映像も同様で、この動画を観てみようという理由が必ずある。その理由づくりをするのが、プロデューサーの仕事だということです。

 

今、多くの企業がもっとも力を入れている採用活動向けの映像を制作することが多いのですが、学生さんに対してスピーディに、「◯◯だから観てみよう!」と◯◯に当てはまる理由を伝えなければなりません。そうしないと、別の企業に目を向けられてしまいますから。これは言うは易し、なかなかの難題です。だからこそ、やりがいはあるのですが…。

 

まとめます。
集客がないと困っている人は、お客様が来る理由を。
商品が売れないと悩んでいる人は、お客様が商品を買う理由を。
営業が上手くいかないと嘆く人は、お客様が話を聞いてくれる理由を。
企画が通らないと落ち込んでいる人は、上司が企画を通す理由を。

 

どんな仕事も、結局はひとりひとりがプロデューサー。だからこそ、理由を明確にして、早く、わかりやすく伝えてあげる。大切なことだと思います。