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ハローライフが教えてくれたこと - すぐれた企画は30秒で伝わる -

「すぐれた企画は30秒で伝わる」
これは、私が大きな影響を受けた本『「考え方」の考え方(指南役 著)』の副題です。

 

断言できますが、今は長い文章を読むのが苦手な人が増えています。そして、「とにかく時間がない!」と嘆く人も多い。だからこそ、新しい企画を提案して、ビジネスを動かしていくためには、企画やコンセプトを伝えるスピードが非常に重要になってきます。それを実感したことがありました。

 

大阪に「ハローライフ」という新しい形のワークプレイスがあります(詳しい説明は省きますが、WEBで調べてみる価値は十分にあり!)。そこのコンセプトが素晴らしいんです。

 

「図書館やカフェのように使ってもらえるハローワーク」。

 

ほら、これでもう、十分に伝わります。私は日々、いろいろな方と打ち合わせをしますが、その雑談の中でハローライフのことを話してみました。伝えるのは、ひと言でまとめたコンセプトと簡単な補足説明。制限時間は30秒。その結果、興味を持っていただき、その場でスマホで調べたり、手帳に書き留めたりする人がほとんどでした。ちなみにこれ、雑談の中でプレゼンのトレーニングできるので、個人的にオススメです。雑談なので、失敗しても何の問題もありませんし。

 

さて、話を戻して…。
このハローライフの魅力を、10枚を超える企画書で、イントロから長々と文章が書いてあり、余白がないほどにグラフや表がぎっしり詰まっていて…なんて企画書で伝えようとしても、手間がかかった上で、その素晴らしさが半減します。経営者やクリエイターの方の中には、不安のあまり、長々と企画書、提案書を書く人がいますが、最近はストレートに「これじゃ伝わらない」と言わせていただいています。読む人も、短くてわかりやすい方がいいですから。

 

そう、「すぐれた企画は30秒で伝わる」のです。私もこれを意識してから、企画が通る確率がグンと上がりました。私の企画がすぐれているかどうかは別にして…。大切なのは、30秒で伝えることに対して、妥協をしないということです。