自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

今の時代、転職はするべきか? やめておくべきか?


9月23日、本を出版しました!

周囲に転職をした人、転職するかどうかを迷っている人が一気に増えました。特に同世代の30代半ばの人。本当にこのままでいいのか? と、感じるものがあるのかもしれません。私も2年前、同じように悩みました。だから、転職の決断が簡単ではないことは、十分にわかっています。家族がいる人であれば、悩むのは当然です。

 

ただ、個人的には、という前置きをさせていただきますが、転職するかどうかの判断基準はものすごくシンプルだと思っています。務めている企業の業績、業界の将来性、年収は正直、あまり関係がありません。言われるまでもありませんが、今の時代、1年後に環境が大きく変化している可能性が十分にあるからです。自分が信じられない物差しで、何かを判断しても後悔をするだけです。

 

私の判断基準は、「今、目の前に、刺激を与えてくれる人、学ばせてくれる人、自分を成長させてくれる人がいるか?」です。

 

それは年齢や性別は関係ありません。そのような存在がいなければ、すぐに今の環境から飛び出すべきだと思っています。例えば、師匠と呼べる存在がいる人はよくわかると思いますが、精神面でも技術面でも、師匠と呼べる人から学べることはすごく多い。仕事のことだけではなく、人としての生き方も。人生はどのように親に育てられたか、どのような環境で学んできたかが重要だと言われたりもしますが、私はそれよりも、社会人になってから「どのような人に出会えたか?」が大切で、何よりも影響力が大きいと考えています。

 

あくまでも私が出会った人の話ですが、師匠と呼べなくても、刺激を与えてくれる人、学ばせてくれる人、自分を成長させてくれる人と出会えている人は、世間一般に「仕事ができる」と評価され、そういう人と出会えていない人は「仕事ができない」と評価されています。さらに言うと、ただ仕事が「できる、できない」ではなく、仕事を「楽しめる、楽しめない」という差を生んでいるようにも見えます。

 

不安定な時代だからこそ、安定や収入を重視してしまうのも当然。ただ、どんな人と出会えているかのほうが、圧倒的に優先すべきです。

縮小傾向にある業界でも、師匠と心から呼べる人と仕事ができるのなら、私はその師匠のもとで仕事を続けたほうがいいと思います。反対に、かなり安定している大企業でも、そのような人に出会えていなければ、それはこの先、大きなリスクになるので、改めて自分の環境を考えたほうがいいと思います。

 

今、目の前には誰がいるか? 人生を決めるのは、収入や安定ではありません。愛娘が幼稚園に入園する年に転職を決断をした私ですが、今はむしろ、その決断をしなかったときの自分を考えるとゾッとします。勇気を持って飛び出せば、世界はたぶん、パッと広がります。自己啓発的な締めになってしまいました…。