自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

名刺代わりに、自分を丁寧に伝えていく


9月23日、本を出版しました!

「名刺代わり」という言葉があります。

名刺の代わりに手土産を渡す、というカジュアルな挨拶のときに使う慣用句ですが、プロ野球の外国人助っ人が入団して、ホームランを打ったときなどに「名刺代わりの一発…」なんて使われたりもします。

 

さて、あまり意味のない前置きをしてしまいましたが…。何が言いたいかというと、名刺の肩書や上っ面のプロフィールだけでは、伝わらないことがあるということです。

 

例えば、「私はこういう仕事をしています」と、初対面の方に挨拶をしたとします。しかし、その人の周囲には、同じような仕事ができる人がたくさんいる。そんな名刺交換的な挨拶だけでは何も印象にも残らず、仕事だってもらうことはできません。同じことができる人なら、付き合いが長い人のほうが安心ですから。それでは新しい仕事は生まれません。

 

私は打ち合わせや雑談の中で、尊敬する小山薫堂さんのお話をすることが多々あります。知名度はかなり高い小山薫堂さんですが、名前を聞いてすぐにピンと来ない方もいます。

そのときに「『料理の鉄人』の放送作家」「『おくりびと』の脚本家」「『くまモン』の生みの親」というと、「ああ~!」となるんです。小山薫堂さんレベルの人でもそうなのですから、私たちは名刺交換的な挨拶だけでなく、もっともっと自分を知ってもらう努力、丁寧に自分を届けていく意識を強く持たなければなりません。

 

私自身も「文章を書く仕事をしていました」というよりも、「東京カレンダーで連載をしていました」のほうが興味を持ってもらえ、「映像制作をしています」より、「時計メーカーのセイコーの企業ドキュメンタリーを作りました」のほうが相手の心に響くという経験をしてきました。

 

また、ココナラの話もよくさせてもらいますが、「中小企業や個人事業主の方を応援したい」よりも、「ココナラを通して、こういう方々のサポートをしてきました」と依頼者からの評価コメントを見てもらうと話も弾みますし、「地方活性化の仕事をしてきました」というよりも、「北海道の北見市の仕事では…」「陸前高田で撮影をしたとき…」とお話をしたほうが、「もうちょっと詳しく聞かせて」と相手から質問をしてもらえ、印象にも残ります。

 

ただ難しいのは、時に自慢話っぽく聞こえてしまうことがあるということ…。このあたりのさじ加減は相手の性格を見極めたり、話しながら肌感覚で学んでいくしかないです。

 

まとめると…。

名刺の肩書だけでは伝わらないことを、どのタイミングで、どんなツール、手段で伝えるのがベストかを考えることが、新しい仕事やチャンスを掴むためには大切だということです。

 

このように書くと「自分には何も、名刺代わりになるものがない…」と言われる方がいらっしゃいますが、多くの人が何かを持っていますし、仮に持っていなくても、生み出せる環境にあります。自分ではなかなか気付けないものですが…。

 

名刺代わりの何かを見つけたら、あとは雑談の中で話をしてみたり、自分のホームページをつくったり、セルフマガジンを発行したり、メルマガを配信したり…。やり方は多種多様で、その人の性格や今やっていることとの相性で決めていけばいいと思います。

 

丁寧に自分を伝えていくのは、なかなか恥ずかしいですし、難しい。でも、その行動が次のチャンスにつながります。ぜひ、自分を丁寧に伝えていく行動をしてみてください。何かわからないことがあったら、いつでも相談を受付ます。