自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

「これだ!」という企画のまとめ方


企画がまとまらないときは、誰にでもあると思います。

 

映像やWEB、ブランディング戦略など、企画を考えるということを仕事にしているからか、「企画がまとまらないときや、これだ!っていうものが出てこないときは、どうしている?」と聞かれることがたまにあります。

 

どうしている?

具体的に何をしているのかを考えたこともなかったので、ちょっと書きながら整理をしてみます。

 

まずは絶対にやっているのは、「書く」ということ。

企画をまとめるとき、パワーポイントを立ち上げて、うんうんと唸っている人がいますが、あれは絶対に無理です、個人的に…。私はとにかく紙に書く。何でも書いてみる。誰かが「(手で)書く」と「(キーボードで)入力する」では、脳の動きが全然違うことと言っていましたが、本当にそう思います。私はノートが苦手なので、A4の紙に書きます。ペンを持ち、手を動かすことは必須です。

 

次に思いついたのは、「歩く」ということ。

これはいろいろなクリエイターや経営者が実践されています。脳に酸素がいき、目からたくさんの情報が入ってきて脳が活性化されるからでしょうか。しばらく歩いていると、「あれっ、これだったら…」なんて、ぐちゃぐちゃだったジグソーパズルが、いくつかパチンパチンとまとまってくるような感覚になってきたりします。このときに大切だと思うのは、考えよう、考えようとして歩かないこと。リラックスしながら歩くといいと思います。

 

そして、昨日ほぼ無意識に自分がやっていたこと。それは「考えない」ということ。

どういうことかというと、朝一にまず「今日はこの企画を考えないとな…」と、つぶやきながら、企画に関する情報をとにかくインプットします。で、そこで一旦終わり。何か没頭できる他の仕事に取り掛かります。そして、1時間後。もう1度、情報をインプットする。1~2時間に1回、その情報をインプットしては、他の没頭できる仕事をする。

 

とにかく企画に関する情報をインプットしては、他の仕事に没頭する。企画を考えたりはしません。

すると、その日の最後のほうに、企画がまとまって「降りてくる」のです(翌日、翌々日になる場合もあります…)。「そんなバカな…」と言う方もいらっしゃると思いますが、振り返ってみると、このやり方でいくつかの企画を立ち上げました。

 

何と言えばいいのか、情報さえ与えれば、脳が勝手にまとめてくれるのです。大切なのは、ただ情報を与えるだけでなく、与えたあとに何か別のことで、自分の脳をフル稼働させること。

 

ヘーベルハウスのCMじゃありませんが、企画とは「考えよう。答はある」と自分に言い聞かせ、ターゲットのことを想い、どのようにコミュニケーションするかを丁寧に整理していくこと。何も考えずに、「ひらめいた!」なんてことはなく、地味に、地道に考えて考えて考え抜くことが大切。脳に考え続けさせることが重要だと思うのです。個人的には「書く」「歩く」「インプットして、放置」が、効果的だということです。

 

私がもっとも読み込んだ本のひとつ、指南役さんの『「考え方」の考え方』でも書かれていましたが、考えていると「これだ! これが正解だ!」という瞬間が訪れます。その瞬間が来るまで、悪あがきをするしかないんです。

 

「インプットして、放置」は、1度試してみていただきたいと思います。