自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

本当の意味での「文章力」


「文章を書く」というスキルへの価値が高まっています。

googleもテキストの質を重視していますし、セールスライティングの需要もますます高まっていくでしょう。また、プロブロガーの方々も多方面に需要があり、活動の幅を広げているようです。

 

この先、ありとあらゆる人の仕事が、機械やテクノロジーに奪われてしまうと言われますが、いわゆる文章を書くという行為については、機械やテクノロジーは人を超えられないと思っています(そう信じたいです)。

 

となると、文章を書く力というのが、今後生き残っていくために無視できない「重要なスキル」になります。

では、今求められている文章を書くスキルとは何か。情緒ある美しい文章を書く力か。あるいは思わずクスっと笑ってしまう文章が書けるといいのか。または切れ味鋭いキャッチコピーか。それとも、流行りの釣り文章か。いずれにしても、なかなかハードルが高いですよね。

 

少し、考え方を変えてみましょう。

 

私もキャッチコピーから構成台本、企画書・セールスレターなど、文章を書くことでお金をいただいていますが、文章のスキルでいうと、当然、上には上がいます。それでも一応、私が書く仕事をもらえているのは「ふたつの視点」を持っているからです。

 

その視点とは、「依頼する側」と「依頼される側」。

 

例えば、広告のキャッチコピーを書くとします。クライアントが今までの経験から考えるコピーと、コピーライターが客観的な視点から考えるコピーには大きな差があります。だから当然、意見が食い違います。クライアントからすると、「あのコピーライターは、うちのことがまったくわかっていない…」となり、コピーライターは「広告の表現がわかってないし、あれもこれもと伝えようとしたってさ…」となるわけです。

 

私は広告制作会社のコピーライターとしてキャッチコピーを書いたことがありますが、小売業の宣伝の責任者として、コピーライターの方に仕事を依頼したこともあります。また、企業の社員として、自社のキャッチコピーを書いたこともあります。その経験を通して思うのは、どちらも「正しい」ということです。それを偏りなく、ふたつの視点からベストな表現を探っていくのが、私の文章を書く上での「強み」です。

 

これは、言うが易し。「依頼する側」と「依頼される側」の立場に実際に立ち、それぞれの立場でリアルに体感しないと絶対にわかりません。企業の立場に“立ったつもり”で書くのと、企業の立場に実際に立って書くのでは、まったく違うからです。つまり、私は文章を書くスキルでなく、このふたつの視点を経験していることで、文章を書く仕事をもらえているというわけです。

 

文章を書くスキルとは、文章力だけでなく、どの文章がいいのかを見極める力でもあるのです。今後、個人でビジネスを展開されたい方はもちろん、業種や企業規模の大小を問わず、そのふたつの視点で文章を書ける、読めるスキルが必要不可欠になりますす。

 

ですので、お金を払って、文章を書いてもらい、頭を下げてでも、お金をもらって文章を書いてみる経験をしてみてほしいと思います(ココナラなどのクラウドソーシングで受注してもいいでしょう)。美しい文章を書けることではなく、その視点を持っていることこそが、今求められている文章を書くスキルであり、今後生き残っていくために必要なスキルです。