自分の仕事は、自分でつくる

多くの仕事がなくなる10年後を生き抜くためのヒント

競争相手に勝つ「隠し味」と「ズラし」


「存在感を出す」というと、大きな差を出したり、他を圧倒するスキルを持つことだと考える人が意外と多いように思います。確かにそれができればいいのですが、なかなか難しいものです。だから、気負うことなく、どうすれば小さな差が出せるか? というくらいで存在感を出す方法を考えてみるといいと思います。

 

こんなふうに考えてみてください。

 

「隠し味を加える」。

私はコピーライターからキャリアをスタートしていますが、世の中には数多くのコピーライターがいますし、優秀なコピーライターの数は数百人、数千人といると思います。その中でどうやって仕事をもらう=指名してもらうか。

 

世の中にはコピーライターがたくさんいますが、クライアントの広報、販促の責任者になったことのあることのあるコピーライターとなると、少し絞られてきます。さらに、商品開発の経験があり、出版社を立ち上げた経験のあるコピーライターとなると、もっともっと絞られてきます。私はこのように「隠し味」を加えることで、小さな差を付けてきました。

 

実は◯◯ができる、◯◯の経験があるコピーライター。「◯◯」という隠し味をしっかりとメッセージすれば、クライアントが自分を選ぶ理由も明確になってきます。自分の「◯◯」は何か? を整理し、しっかりと発信してみてください。なくてもこれから仕込んでいけばいいのです。

 

そして、もうひとつ。「人と少しズラす」。

豊田圭一さんというビジネストレーナーの方も著書の中で書かれているのですが、例えば、語学力。語学力というと「英語」を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、北欧系の家具が好きな人だったら、ただただ黙々と英語を学ぶよりも、大好きな家具に触れながら、スウェーデンスウェーデン語を学ぶほうが、好きな分だけ上達が早いのは言うまでもありません。

 

しかも、英語という語学力を持つ人は非常に多いですが、スウェーデン語という語学力であれば、競争相手も少なく、存在感も出しやすくなります。同じ語学力でも、人と少しズラして価値を高める。これも効果的な戦略です。

 

「隠し味を加える」「少しズラす」いずれも小さな違いですが、大きな差になるのです。