自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

仕事術

仕事を困難にするための確実な方法は、ゴールをあいまいにすることだ

「仕事を困難にするための確実な方法は、ゴールをあいまいにすることだ」ここ最近、僕がメンバーに口酸っぱく言っていることが、今読んでいる『エフォートレス思考』という本にも書いてありました。 「ニッポン手仕事図鑑」という小さな会社の事業がそこそこ…

「今、何を決めるべきか」をハッキリさせて、会議をしているか?

「今、何を決めるべきか」をハッキリとさせないまま(あるいは、ハッキリさせているつもりになっているだけで、実はハッキリさせていない状態で)、会議や打ち合わせをしている人は少なくありません。いや、むしろ多くの人がそんな会議や打ち合わせをしてい…

「やったことがない仕事」は、できない仕事? それとも、“できるかもしれない”仕事?

「やったことがない仕事」を、皆さんはどのように捉えるでしょうか?Aさんは「できない仕事」と捉えて、Bさんは「“できるかもしれない”仕事」と捉える。改めて書くまでもなく、AさんとBさんでは、次の行動も違えば、次の行動に移すスピードも違う。この違い…

なぜ、僕の「他者評価」と「自己評価」はズレるのか?

僕はよく周囲の人から、こんなふうに評価していただきます。「相当、先々をあれこれ読んで考えて、仕事をしているよね」と。 ただ、素直にお話をすると、僕の自己評価は「直感でとにかく動きながら仕事をしている」です。先々をあれこれ“読む”ことは全然でき…

その目標は本当に、自分自身の“持続可能なモチベーション”になっているか?

僕は株式会社ファストコムという会社の社員です。そして、株式会社ファストコムの子会社である、株式会社ニッポン手仕事図鑑の代表取締役でもあります。株式会社ファストコムの新規事業で立ち上げた『ニッポン手仕事図鑑』という動画メディアが順調に育って…

スキル(や実績)は、“スーパーマーケットの棚”に並べるように

「おー! なるほど!」今日、僕が話した雑談に言ってもらえたので、「スキルや実績は、“スーパーマーケットの棚”に並べよう!」というお話をしたいと思います。 世の中のビジネスマンに意外と多いのですが、自分のスキルや実績を周囲の人に伝えない人がいま…

在宅ワークの弊害と、「あの人は、仕事のスピードが早い! アイデアマンだ!」と言われている人が、(たぶん)やっていることの話

どんな人でも、自分の仕事を種類別に分解してみると、いくつかの仕事に分けることができると思います。たとえば、僕の仕事を(わかりやすく)ざっくりとわけてみると、以下のように分けられます。 「プレゼン用の企画書を書く」「原稿を書く」「映像の構成を…

「10年連続」「200本安打」どちらに注目しますか? 〜これからの時代のブランディングの話〜

なぜかここ最近、アクセス数が伸びている過去記事。2019年の記事です。 わざわざ読み返してもらうのも申し訳ないので、ざっくり要約すると…。「メジャーリーグで前人未到の10年連続200本安打を達成したイチロー選手。日本を代表するプロ野球選手たちの多くは…

あれこれやろうとする人は、「一番大事なことで、結果を出す」から、逃げている人

少し厳しい言い方になりますが、結果を出すことから逃げている人は、言い訳できる余地を用意します。わかりやすい例を挙げると、あれもこれもとやろうとすること。あれこれと“仕事をやっている感”も出せるし、「あれもこれもやっていて、忙しくて時間がない…

掘って、掘って、掘りまくって、金脈を掘り当てる 〜自分の中にある“金脈”を、埋もれさせないために〜

僕は一昨日の朝、仲のよい(そして僕自身が大好きな)南部鉄瓶の職人さんに電話取材をしていました。ある資料を作成するためのヒアリングだったのですが、約1時間という限られた時間の中で、僕は“職人さんの頭の中で眠っているモノ”を、掘って、掘って、掘り…

ひとりの人を喜ばせることができなければ、100万人を喜ばせることはできない

放送作家の小山薫堂さん。僕が尊敬しているビジネスマンのひとりです。いきなり話が脱線しますが、憧れの小山さんがパーソナリティを務める『SUNDAY’S POST』に出演させていただいたのは、もう2年前。昨日のことのように覚えていますが、月日が流れるのは早…

「30代のうちに、自分の勝ちパターンを知れ」…は、本当か?

仕事はじめの日の前日、僕はウォーミングアップがてら、1時間だけスタバで仕事をしました。私用もあり、空き時間が1時間30分くらいしかなかったので、ササッと席に座り、仕事をはじめたかったのですが、あいにく近くで某アイドルのライブがあったようで、店…

僕の推敲術[20代の駆け出しライターだった頃 編]

良いやり方かどうかはわかりませんが、僕がまだライター、コピーライターとして駆け出しだった頃にやっていた推敲方法を、今日は書いてみたいと思います。たまたま「20代の頃、こんなふうにやっていたなぁ…」と、思い出させてくれる出来事があったもので。 …

いつもの効果的なやり方を、捨ててみる

NHKで放送されているナレーションのないドキュメンタリー「ノーナレ」。ニッポン手仕事図鑑の映像も“ノーナレーション”ですが、僕の勝手な想像ですが、ノーナレーションにした理由が同じなような気がしています。いつか機会があれば、番組を企画された方とお…

プロジェクトのゴール設定には、「首席ライン」と「最低合格ライン」のふたつを設定しよう

「ニッポン手仕事図鑑」や「スコップ」などの自社事業(メディア)を立ち上げたときはもちろん、地方自治体関係、教育関係の仕事など、僕が新しいことにチャレンジするときにはいつも明確な「ゴール設定」をしていて、その重要性はメンバーたちにもよく話し…

「仕事が面白い!」と心から思える人になるための「3つの問い」

どのWEBメディアかは忘れてしまったのですが…。あるとき、「仕事ができる人かどうかがわかる、3つの質問」的な記事を見つけ、読んだことがありました。その3つの質問とは、(そのメディアで紹介されていたものと少し違うかもしれませんが…)以下の質問。 「…

「勝負どころ」を迎える直前の、僕の時間術

「マルチタスク」は生産性を上げる重要な要素だ…と言われた時代は終わり、今は「マルチタスクは生産性も仕事のクオリティも下げる」と言われる時代。裏付けは取っていませんが、「マルチタスク」は脳を退化させると、どなたかが発表していました。 日々忙し…

「企画が潰れた要因を“潰す”」ことで、企画はよりよくなる

年明けに愛知県の商業施設で、子ども向けのワークショップを開催することになりました。でも本当は、年内に開催する予定だったのです。それがいくつかの要因が重なり、時期がズレ、企画そのものも再検討することになり…。 こういうとき、多くの人は「いい企…

成功事例こそ、しっかりと振り返りを 〜「たまたま上手くいった」ことにも理由がある

このブログでも過去に何度か書いたことがありますが、日々忙しく仕事をしていると、どうしても「失敗」について振り返りや反省会をする時間は何とか確保しても、「成功」は「よかった!」で“すぐに”終わらせてしまうことが多かったりします。 ここ最近、どう…

セブンイレブンの『しっとりバウムクーヘン』は、なぜ『しっとりバウムクーヘン』というネーミングになったのか?

セブンイレブンの『しっとりバウムクーヘン』は、とにかく美味しいバウムクーヘンを追求した結果、「しっとりしていた」ので、その“魅力をわかりやすく届けるため”にそのネーミングになったのか? それとも、『しっとりバウムクーヘン』というネーミングを決…

ノートやメモは、「脳を軽くするため」に存在する 〜僕が3つのノートを活用している理由〜

僕は日々「3冊のノート」を駆使して仕事をしています。1日1ページ型の手帳と、ハードカバーのノート、B5サイズのノート。 それぞれにざっくり書くと、「短期戦略ノート(=主にニッポン手仕事図鑑を中心とした短期的な戦略)」「中長期戦略&思考ノート(=5…

結果を出す人は、スケジュールに「〇〇」を書く

多くの人がやっているように、僕も毎年、年末に「来年の目標」を考えます。そのときに大事にしているのが、「目標」ではなく、「行動」を書くようにしているということです。 たとえば、「英語を話したい」という目標があったとします。多くの人は「TOIEC◯◯…

アンケートは聞くタイミングや聞き方を間違えれば、「危険なデータ」になる

つい先日、僕が思わず首を傾げてしまった出来事。教育業界で影響力を持つ人が、あるアンケートデータを拾ってきて「こんなアンケート結果が出る日本に未来はない! 終わった! 日本人はヤバい!」とSNSで発信していたのですが、よくよく見てみると、聞いてい…

「みんなが改善できないこと」が、ビジネス本になる

本屋さんでビジネス書を眺めていると、同じような本がたくさん並んでいます。たとえば、「先送り(先延ばし)」を改善しよう! 系の本なんかはとても多い(余談ですが、最近はお金に関する本が多くなった気がします)。 もしかすると、皆さんも1回は読んだこ…

仕事で「要領が悪い」と言われてしまう人に、習慣化してみてほしいこと

昨日、ApplePayに登録しておいたSuicaにauPAYから2000円分チャージしようとしたら、なぜか何度やってもエラーが出る…。iPhoneを再起動しても、やっぱりエラー…。「なぜだ。これだと移動できない…」とその場でネットで調べてみると、困っている誰かの質問にみ…

「あれもこれもやっている」は、「本当にやるべきこと」をひとつに絞り込めていないことへの“言い訳”である

企業、行政、個人を問わず、「ビジネスが上手くいかない…」「仕事で結果が出せない…」という相談を受けることがあります。 僕も決して上手くいっているわけではないので、偉そうにアドバイスなんてできないのですが、それはさておき…。そこでまず最初に「ど…

「今年の漢字」という日本の風物詩は、たった10万円の予算ではじまった

「今年の漢字」。そのフレーズを聞くと、多くの人が頭の中に、京都の清水寺でその一文字が書かれるシーンを思い浮かべるのではないでしょうか。そう、貫主の森清範さんが筆で大きな和紙に書いていく、あのシーンです(ちなみに和紙は京都の黒谷和紙で、筆は…

僕らの当たり前は、「日本最高峰から見た“驚き”だった」という話

僕らは今、日本を代表する大手企業のブランディング映像を制作しています。被写体は、日本の伝統工芸の職人さん。そして、そのお仕事を依頼してくれたのは、日本のクリエイティブの最高峰にいる企業…とだけ書いておきます。機密保持の問題もあり、詳しくは書…

お金で生み出したものはすぐに真似できるけど、時間の使い方や自分自身の動き方の“工夫”から生まれたものは、そう簡単に真似できない

2015年1月に産声を上げた『ニッポン手仕事図鑑』。僕が新規事業として与えてもらった予算は…5万円でした。当時を振り返ると苦しい日々でしたが、今となってはトークイベントや大学の授業のネタになるので、結果的に「5万円でよかった!」と思っています。そ…

目標設定が「そうだ 京都、行こう。」になっていないか?

今日の記事のタイトルを見て、「は? どういうこと?」と突っ込んだ方も多いと思いますが…。 今日のメンバーとのミーティングの際、僕はこんな話をしました。たとえば、旅行へ行くことを決めて、「京都を目指そう!」と決めたとします。でも、京都は目的地で…