自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

ニッポン手仕事図鑑

迷ったら、苦しい道に進む? それとも、楽しい道に進む?

ニッポン手仕事図鑑をリリースしたのが、2015年1月。今月でちょうど丸4年が経ちました。明日、ニッポン手仕事図鑑として、大きな発表をさせていただくのですが、それは明日までもったいぶらせていただき、今日はニッポン手仕事図鑑を運営するうえで、この4年…

『子どものためのニッポン手仕事図鑑』が、「北海道青少年のための200冊」に選定されました

昨日、静岡県掛川市での撮影中、軽い熱中症になってしまい、それでも何とかふらふらになりながらもオフィスに戻ってきたら…朗報が届いていました。 昨年の9月に出版をさせていただいた『子どものためのニッポン手仕事図鑑』が、なんと「北海道青少年のための…

だから僕は、「くず」になりたい

静岡県掛川市での撮影を終えて、今、軽い熱中症にかかりながら思っているのは、僕は「くず」になりたいということ。ちなみに「くず」は、「葛」と書きます。 葛はマメ科クズ属の多年草で、日本では古くから「秋の七草」として親しまれていますが、その驚異的…

日本でたったふたりだけしかいない、砂時計職人が教えてくれたこと

今日、ニッポン手仕事図鑑の新作映像が公開されました。砂時計職人の「金子硝子工芸」さんの映像です。 改めて書くまでもありませんが、今の時代、砂時計が活躍するシーンは減りました。もう数十年も前から時計のデジタル化の波に押され、ひょうたん型の砂時…

「錫の鋳込み」&「江戸つまみかんざし」のワークショップを開催します!

ニッポン手仕事図鑑のオンラインショップ『ひとことめぐり商店』が7月にリニューアルオープンするにあたり、7月14日(土)リニューアル記念イベント&ワークショップを開催します。 当日は錫の鋳込み体験&錫の加工と、江戸つまみかんざしのワークショップの…

オンラインコミュニティ「ふたりごと文庫 編集室」はじまります!

「情報発信を学びたい!」「地域活性の仕事に関わってみたい!」「新しい仲間がほしい!」 そんな大学生はきっと多いはず! だったら、一緒に地域を盛り上げてくれる全国の仲間とつながってみたい! と、ふたりごと文庫の編集長の浅野さんと話していたのです…

「どんな映像を完成させるか」より「どんな取材をするか」

昨日、ニッポン手仕事図鑑の新作映像が公開されました。 個人的に、絶対に観てほしい作品です。なぜなら、技術的に素晴らしい映像をつくるのではなく、被写体となる職人さんの笑顔(と本音)を引き出せるメディアになりたい! 素敵な職人さんの想いを未来に…

誇りたいのは、技術ではなく、関係性づくり

もう間もなく「ニッポン手仕事図鑑」で、曲げわっぱ職人の映像が公開されます(来週あたりに公開される予定ですので、ぜひ楽しみにお待ちください!)。 その完成間近の映像を観ていて思ったこと。 自分たちの最大の強みは“やっぱり”、技術ではなく、被写体…

伝統工芸の産地が今すぐやめるべきことと、木曽漆器の産地へのメッセージ

余談から入ります。今、日本を代表する某メーカーの映像制作を担当しています。どんな映像を制作しているかというと、これまで門外不出としていた技術(製造工程)を、世の中に情報発信していくための映像です。ブランディングのために、販売促進のために、…

情熱大陸で話せなかった“あの話”

今日は告知をさせてください。3月2日(金)の19時から、蔵前の「シエロイリオ」というカフェレストランで、あの情熱大陸にも出演された製硯師 青栁貴史さんと、ニッポン手仕事図鑑のビデオグラファー 小林良也がトークセッションを行います。 トークショーの…

丹後の白生地は、危機的状況にある

かつては2兆円産業だった呉服市場ですが、今どのくらいまで市場が縮小しているか、皆さんはご存知でしょうか? 2,800億円を下回っているのです…。 今日、お仕事の相談があるということで、とある老舗の呉服屋さんとお会いをしました。たくさんの興味深いお話…

自分の一歩先を行く、憧れの戦友

1年ちょっと前に知り合ってから、何度も酒を酌み交わし、お互いの想いを何度もぶつけ合いながら夢を語り合ってきた戦友。40歳手前になって、新たに戦友と呼べる存在ができる幸せを教えてくれた人。 製硯師、青栁貴史。その戦友が今週の日曜日、あの「情熱大…

総務省に届け! 「地域おこし企業人」の次に制度化してほしいこと

昨日、群馬県庁からお招きいただき、群馬県の渋川市、前橋市を中心に発展してきた伝統工芸、「近代こけし」の後継者問題の意見交換を兼ねて、3つの工房を見学させていただきました。 ちなみに最後の2枚は、現地で一目惚れしたお茶挽き器。近代こけしを製造す…

共に成長できる仲間のつくり方

今日はニッポン手仕事図鑑のビデオグラファーであり、映像のカラーリングの専門である弊社の佐藤健が、ビデオグラファーたちに向けて勉強会を開催しました。 当初は情報交換会くらいのレベルを予定していたのですが、せっかくやるなら…と、結構本格的な勉強…

今日は“女性編集長”祭りだぞ!

ずっと楽しみにしていた本が、今日届きました。その本の名は、「想いのしおり」。昨年、仕事旅行のプログラムで出会った京都の大学生、西野愛菜さんが2015年11月に、たったひとりで立ち上げたフリーペーパーです。それからたくさんの方に応援をしていただけ…

今、注目の若手女性職人さんに会いたい人、「二子玉川クラフトフェア」に集まれ!

今日は完全に告知です。どうしてもお知らせをしておきたくて…。11月25日(土)と26日(日)、二子玉川ライズで開催される「二子玉川クラフトフェア」に、ニッポン手仕事図鑑が“期間限定ショップ”を出展します。 (左から)七宝焼職人の田村有紀さん。有松鳴…

「エアー盆栽」と「宇宙ガラス」という、素敵なアイデアの掛け算

「こんな手仕事も、面白くないですか?」そんなふうに、自分の知っている手仕事を教えてくれる人が増えてきました。みんな嬉しそうに、楽しそうに話してくれるので、それが嬉しくて。ただ、「お前、これ知っているか?」と試されているようにも感じるので、…

小学生の女の子から、とっても素敵な読書感想文が届いた!

今日、素敵なプレゼントが届きました。小学生の女の子から、『子どもたちのためのニッポン手仕事図鑑』のとってもかわいい読書感想文が届いたのです。 「ふだんの生活で使っている物が手づくりだと知って、大事に使おうと思いました」「私たちがふだん使って…

なぜ、七宝焼職人の田村有紀さんを応援するのか?

愛知県あま市七宝町で1883年から続く窯元「田村七宝工芸」。その5代目である田村有紀さんのクラウドファンディングのお手伝いをすることになりました。 実はこのプロジェクト、FAAVOさんからご連絡をいただき、「応援したい職人さんがいるので、ぜひ力を貸し…

いよいよ明日、「子どものためのニッポン手仕事図鑑」が書店に並びます!

今日は告知をさせてください。明日、長年の夢だった自分の本が発売されます。その名も「子どものためのニッポン手仕事図鑑」。出版社の方も販売には力を入れてくれて、図書館への営業を頑張ってくれただけでなく、こんなポップまでつくってくれていました。 …

インタビューの基本と、本音に迫っていくためのコツ

今日は大館市の曲げわっぱ職人さんの撮影でした。それはそれは素敵な職人さんで、素敵なご夫婦でした。とにかく朝10時から夕方まで、まさに愛情を持って対応をしていただけたのですが、こういった幸せな出会いがあることを、本当に嬉しく思う反面、これを「…

「自分の本を出す!」という夢を支えてくれた、すべての人たちへ

本を出します(9月23日に発売予定です)。 子どものためのニッポン手仕事図鑑 冗談で「先生!」と言ってくれた人がいましたが、残念ながら監修者という立場なので、自分で原稿は書いていません…。いつかは自分自身で原稿を書いた本を出したい。その夢は変わ…

宝研堂4代目である製硯師、青栁貴史さんの展示会をプロデュースします!

40代を目前に控え、ここ最近は「もう若くはない…」と残された時間を意識するようになったからか、とにかく新しいことにチャレンジしたい! という欲が日に日に増しています。だから今後も、地方でのリモートワークを試験的に試してみたり、修学旅行のイベン…

「食品サンプル」は日本の文化であり、これからの時代のコミュニケーションツールである

愛知県、岐阜県、三重県の3県を巡る職人撮影ツアーの最後は、「安藤食品サンプル製作所」さんでした。まずはとにかく、写真をご覧ください。 その技術に終始圧倒されっぱなしの1日で、インタビューでも素敵なお話をたくさん聞くことができました。中でも印象…

自分探しの旅に出るよりも、大切なこと 〜なぜ若い職人たちは、運命の仕事と出会えたか?〜

水うちわで使用する美濃和紙をつくる、20代になったばかりの若者は「折り紙」をきっかけに紙を極めたいと、和紙の世界に飛び込みました。 食品サンプルをひとつひとつ丁寧に仕立てていく女性の職人さんは、「ポンキッキ」をきっかけに、食品サンプルの世界に…

「人と人の出会い、つながりは奇跡だと思っていて、奇跡を具現化してくれるのが、目の前にいる皆さんです」

今日は弊社ビデオグラファーの健さんの結婚式でした。お世辞抜きに、とても素敵な結婚式で…。久々に感動をしました。 新郎のスピーチで、とても印象に残ったフレーズがありました。「人と人の出会い、つながりは奇跡だと思っていて、その奇跡を具現化してく…

プロフェッショナルは、「下準備」にこだわる

今日は青森県弘前市にある「松山漆工房」の津軽塗職人さんの撮影に行ってきました。 職人さんの撮影に行くといつも「贅沢だなぁ…」と思うのは、職人さんにインタビューをしているとき、まるで自分ひとりのために、人生論を語ってくれているような時間になる…

あなたは何者ですか? 編集長って、どんな仕事をしているのですか?

「最近、あなたが何をやっているかわからないんだけど…」いつもお仕事をくれている方々からそんなことを言われることが増え、少しマズいなと思ったので、自分の仕事のタスク整理を兼ねて、今の仕事のことをつらつらと書いてみます。ゴールデンウィークの中日…

言われて嬉しかった言葉を、書き残しておく

2015年の1月に「ニッポン手仕事図鑑」を立ち上げてから、本当にありがたいことに、たくさんの嬉しい言葉をいただきます。 中でも、時に涙が出そうになるのが、「あなたたちのような人がいるから、もう少し頑張ろうと思える」という職人さんたちからの言葉。…

これからの時代の「中小企業」の求人戦略

「今、本当に困っていて…。どうやって採用を強化すればいいのか…」ここ最近、よく話題になるのが、企業(特に中小企業)の「採用」の話です。 若い人材が不足していて、しかも大手企業が積極的に採用をし、大学生の内定率も急上昇している今、中小企業の求人…